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主な主演: 
草彅剛、矢田亜希子、大杉漣、小日向文世、谷原章介

放映期間: 2003年1月7日~3月18日
ジャンル: 人生ドラマ
主題歌: 世界でひとつだけの花(SMAP)
5段階評価: 5・・・かなり切ないです



 中村秀雄(草彅剛)は有名な進学校・私立陽輪学園の生物の教師だった。秀雄は毎日を淡々と過ごす日々を好み、生きていた。しかし、その人生が大きく変わろうとしていた。医者に、自分は病気であり、余命が一年と言われたのである。

秀雄は押入れから小学校の時に書いた卒業文集を読んだ。そこには将来の夢として「テノール歌手」と書かれており、そして子供らしい文字でこう書いていた。”ボクは幸せな人間になりたいです。幸せな人とは後悔のない人生を生きている人だと思い ます”っと書かれていた。いつのまにか秀雄は泣いていた。秀雄は後悔していた。二十八年間も生きてきたというのにあの頃思い描いた人生を生きてこなかったことを・・・。


泣きました。こんなに泣けるドラマは久々ですね。自分の死に前向きに立ち向かう中村秀雄に皆、感動する事は間違いなしです。それにしても草彅剛は良い演技をするようになったね。脚本にも助けられている。やはり彼は静かな人間の役が似合う。

そして演出も一級品です。全体的に淡い光が包み込むような明るさで、このドラマのの切なさを引き立てます。音楽も切ないのが多い!主題歌「世界にひとつだけの花」も合ってます。

一番心に響いた場面は第十話の最後。

みどりと秀雄が二人で旅行に出かけた時、泣きながらみどりを抱きしめ「死にたくない・・・死にたくないよ・・・」という秀雄。

その時ながれる秀雄の言葉「僕は生きたい。もっともっと生きたい。僕は今、世界で一番幸せなのだから・・・」にグッときました。暇があったら皆さんも見てくださいね。





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