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機種: PS/PSP
製作: ソニー・コンピュータエンタテインメント
ジャンル: やるドラ/サスペンス
5段階評価: 4・・・残課題多し
主人公は映画研究所所属。その飲み会で、先輩にしこたま飲まされた主人公は、繁華街のゴミ捨て場でぶっ倒れているところを、ひとりの女の子に助けられた。彼女の名は、赤坂美月。彼女にコーヒーを奢り、会話をしている内に、彼女は名前以外のことを何一つ思い出せない記憶喪失だと告白する。
主人公は身寄りもない彼女の身を案じて自分のところへ来ないかと提案した。彼女は嬉々として受け入れる。そうして、2人の奇妙な共同生活の開始とともに、奇妙な出来事が主人公の周りで起きはじめる。
非常に懐かしい作品だが、PSPにて再発売されている事から根強いファンがいる事がうかがえる。これはどのゲームにも属しない、まさに自分でやるドラマとして当時は話題になりましたが、ぶっちゃけ私がプレイした感想は
アニメーションが多いAVGじゃねー?
って程度である。実際になんら変わりが無く感じる。
しかし、当時の作品の中で、そのアニメーションの多さ、素晴らしさは確かなもので、しかも声優陣も豪華なのでプレイしていて凄くのめり込む事は出来た。物語自体も結構深く、絵に騙されますがサスペンスとなっていて殺伐シーンはもう絶叫物。声優人の悲鳴などとてもリアルで、その場面の恐怖が伝わってくる。
そう、物語はとても面白かった。しかし、問題はシステム面。
何通りもあるストーリーやエンディングを見るためには何と最初からプレイしないといけないのだ。これははっきりいって面倒。スキップ機能はあるものの同じ場面を何回も見ることは必須なので100%達成するまでには殆どの人がだれてやめてしまうのではなかろうか?
また、やるドラと語ってる割には見てるだけの場面も多く、その”ダレ”を強くしてしまっている。主人公に声や顔が無いのも感情移入しにくいしね。
話題や注目はされまくった作品だっただけにその期待は多く残念な部分は多々あった。それが売り上げにも現われてしまったのだろう。
やるドラ4部作シリーズの中で1番売れたこの作品の売り上げは、たったの20万枚であった。とにかくひとつひとつの作品を通して残課題をクリアし、成長していって欲しいジャンルである。
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文書を書くことが好きな暇人。旅をこよなく愛する放浪者。たまに音楽が作りたくなり挫折している自称芸術家。
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