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主な主演:
木村拓哉、常盤貴子、水野美紀、的場浩司、西川貴教、
渡部篤郎、原千晶、池内博之
放映期間: 2001年1月14日~3月26日
ジャンル: 恋愛・人間ドラマ
主題歌: 今夜月の見える丘に(B'z)
5段階評価: 5・・・新しい木村拓哉
「ねえ、柊二。あなたと会って、
ラスト何ヶ月かで私の人生は、星屑をまいたように輝いたんだ…。」
人気ヘアサロンで働く職人肌の美容師・柊ニ(木村拓哉)と車椅子の生活を送る図書館司書・杏子(常盤貴子)。出会いは平凡だが、その運命はどこまでも悲しい。ただ愛し合う事すら許されない運命とともに、杏子の病は杏子を蝕んでいく・・。
キムタクはキムタクでしかない。こう言われる彼ですが、この作品は別格。確かにこの作品以外の彼は役こそ違えど基本的に同じ”匂い”がします。しかし、この作品は彼をうまく使いこなす事でまったくの新しい彼を生み出しています。格好付けで、自意識過剰で、でも臆病で。その彼を照らすのが杏子であり、杏子を照らすのが柊ニなのである。
障害者と聞くと重い雰囲気を想像します。しかし、この作品はそれを越えたもっと奥深いものがあります。車イスである事での葛藤と、死と向かい合い楽しく生きていく二人の姿が絶妙にブレンドされ、見終わった後に微かな切なさと気持ちの良い清清しさを味あわせてくれる。
また、それを助けるのが周りの人間ドラマである。この作品は従来の彼だけが光るキムタクドラマと違い、助演の光る演技にも注目したい。特に杏子の母親の力強い気持ちに感情移入し泣くことは必須である。当初疑問視もされていたTMRの西川も演技に問題は無く、彼独特の考え方に共感すら出来た。
人の命には限りある。それをいかにして輝かしく光らせるか?人の命とは何か?残されてしまった人たちには悲しみしかないのか?この作品を見て少しでもそれらに触れてみてはいかがでしょう。
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文書を書くことが好きな暇人。旅をこよなく愛する放浪者。たまに音楽が作りたくなり挫折している自称芸術家。
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