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宮部 みゆき
集英社
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おすすめ度の平均: 3.5
3 地味だなー
4 展開は見え見えだが、綿密な調査や表現力に驚く
2 お勧めできない一冊
2 宮部作品にしてはちょっと物足りない
1 やっぱりいかんね
 


著者: 宮部みゆき
初版: 2001年8月25日 
種類: ミステリー
5段階評価: 4・・・まさに現代のミステリー



ネット上での擬似家族。その「お父さん」が刺殺されてしまった。
その遺留品は3日前に絞殺された女性の遺留品と共通していた。

家族の絆は癒しなのか?
呪縛なのか?

竹上刑事と石津刑事の合同捜査が始まった。



まず、第一印象としては、人物の描写をきちんとして欲しかったかな?自分は挿絵や、文章において人間描写がしっかりしていた方が感情移入できてよろしいのですが、この本では最初に結構な人達の会話があり、話が進み、自分的にはちょっと読み難かったです。

しかし、それに慣れてくると、グイグイこの物語に引き込まれました。まず、この人の文章は『人間』がかなり強くでています。出ている人物の言葉ひとつひとつがとても人間臭いんですね。だから、時にはその言葉に腹が立ち、時には共感してしまうんです。最初は嫌いだった、登場人物所田一美が最後には一番共感してしまいそうになったのは、やはり彼女がこの本の中で生きているからだろう。

また、この本は家族愛がとにかく強く出てる所が好感触。っと言ってもその家族愛は歪んだ部分しかここには表されてませんが・・(汗)。

途中に入るメールの文は最初は「なんだこれ?」って感じだが、読んでいる内にとても深いものだと分かった。最後まで読んだ後、もう一度読むと深いですよ~?

話の進む場所がほとんど警察の取調べ室と言うのも面白いですね。

大体のミステリー小説は結構行動範囲があって登場人物のほとんどが犯人と思わせる行動をするのですが、この本にはそれが無かったです。なので種明かしされるまで自分は犯人は誰か分からなかったです。




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