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製作: 2010年度作品/邦画
ジャンル: 警察ドラマ
5段階評価: 4・・・ファンなら不明瞭さには目をつぶろう
踊るシリーズ第3弾!
青島は係長に修出世し、さらに湾岸署は引っ越しに追われている。青島の忙しさはピークとなっていた。そんな忙しさの中、ふたつの事件が同時に起こる。どちらも完璧で証拠すら残らない。だが、金銭などの被害は起こしていないという不可解なものだった。
再度、引っ越しの作業に戻る青島だが、その途中、先日の健康診断で異常があった旨を伝えられてしまう。意気消沈する青島だが、そこに大きな事件が起こってしまう…。
今までのシリーズに比べると娯楽色がかなり強くなっており、シリーズを通して見ていて、さらに覚えていないと“?”となる場面も多い。説明が無く、自分で調べないと分からないことがある点もマイナスである。
例えば、最後にサイバーテロをした男に、青島が「君、どこかで…?」っと話しかけた場面だが、ここでは結論は出ていない。調べれば分かるが、実は彼、TVシリーズの第一話で青島がゲームセンターで補導した少年だったりする。分かるかい!
そもそも今回のメインの話も最初の“THE MOVIE”を見てないと理解出来ないしね。
また、説明が無いままよく分からない場面も結構あった。例えば、真下が「目には目を、歯には歯を」と言って、どこかに電話をするが、その後にそれがどうなったかの情報が全くありません。
私の解釈だとその後、鵜飼に「一流企業への就職を約束する」って言われてセキュリティを解除しようとしていた人のことだと(この人は昔、その手の犯罪者だった)思うのですが、確かな情報は無いままである。
他にも、青島が係長になったことで、元々係長だった魚住はどんな立場になってるのか不明瞭だった。青島のコートを箱に入れたのは?落ちたコートに誰かの足下が映ってましたよね?これも昔のシリーズからのメッセージだろうか?
それと今までの犯人がかなり多く登場する点は皆さんはどう思うのだろう。私は嬉しくはない。もう少し出し惜しみしても良いと思う。まさかなー、ほぼ全員出してくるとは思わなかった。
スカンク等の動物が出てくる件も賛否が分かれそうだ…。
新たな登場人物である鵜飼や和久が活躍、さらにスピンオフに初登場した人物まで出てくるため、今までの登場人物の絡みが極端に少ないのも寂しい…。個人的には真下はオチ担当ではなく、もっと事件に絡んで欲しかった。
演出は何時も通りで安心。後半やたらスローが多く、私は嫌いだが何だか安心した。他にも見せ方が従来のシリーズ通りなのは嬉しい。
ただ、重要な一点。オープニングを変えたのはかなりのマイナス点。あの音楽で始まってこそファンは喜び気持ちを高ぶらせると思うんだけどね。
総評すると映画版ファンディスクと表現するのが正しいと思う。
シリーズを通して見ていたファンなら絶対に見た方が良い。ただ私みたいに、にわかなファンだと理解できない場面があるので見る前に軽く復習しても良いかもしれない。
数ある日本映画の中ではずば抜けているのは確か。何か映画が見たくなったときに、この作品を選択すればまずハズレではないでしょう。
それにしても深津絵里は何時まで経っても若く美人だ。素晴らしい。
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