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多重人格探偵サイコ (1) (角川コミックス・エース)
田島 昭宇 大塚 英志
角川書店
 
おすすめ度の平均: 3.5
2 タイトルに偽りあり;
1 厨二病的有害図書
4 大塚英志の“ウラ”マニュフェスト
3 ビジュアル先行の第一巻
4 画力の魅力
 


これほど今の世の中に挑戦する作品はないだろう。とにかく猟奇的シーンが多いのだ。しかし、これは斬新な作品として高い評価を受けている。人気もある。しかし普通の人は絶対に読む事をお勧めしない。

この作品の『味』は、現代で起きそうな、または起きた事件をモチーフにする事によりリアリティを出しながらも決して不可能なファンタジー色を使う事で、読者を麻薬のように誘惑する所だ。

画力の高さも目を見張るものがある。とにかく綺麗だ。私が知ってる作品の中でひょっとしたら1番かも知れない。猟奇シーンをここまでリアルに描ける田島昭宇氏に恐怖すら覚える。

アメリカのテロがあった時にこの作品でもハイジャックを行っていたがさすがに休載していた(冷汗)それでも今だ続いているのは人気の高さを感じさせる。興味があるならどうぞ。


5段階評価・・・4

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魔球 (講談社文庫)
魔球 (講談社文庫)
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東野 圭吾
講談社
売り上げランキング: 52949
 
おすすめ度の平均: 4.0
4 ちょっと最後が物足りなかったかな
2 習作だけにかなり無理やりではあります。
4 家族に対する想いがきちんと伝わってきたのがよかった
2 少年の譲れない物
3 初期東野作品の傑作
 



著者: 東野圭吾
初版: 1991年6月15日
種類: 推理 
5段階評価: 3・・・うーん、全体的にぬるい



舞台は春の甲子園。

9回裏で2アウトだがエラーにより満塁のピンチ。

まさに勝負が決まる瞬間だった。天才と呼ばれるピッチャー須田を誰もが見守る中、彼は突如暴投をしてしまう。試合が決まる瞬間だった。しかし、キャッチャー北村は見ることになる。暴投と世間では呼ばれた「魔球」を…。

一方、地元の東西電気では別の事件が発生する。会社に時限爆弾が設置されていたのだった。だが、大騒ぎとなったにも関わらず、爆弾自体には爆発する危険はない物だった。安心したのもつかの間、今度は社長が連れさらわれてしまう…。


なかなか面白かったですが、良くも悪くも普通ですね。
刑事達に個性が全くなかったし、お手本の様な推理小説でした。

欠点は登場人物の多さだと思います。話全体の流れから、別に名前を出す必要のない人物まできっちりと出すから、覚えようと読んでると少しウンザリする。

ちなみに約50Pで名前が出ている人物がどの程度登場するか以下に列挙してみる。

須田武志・・・天才と呼ばれる投手
北村   ・・・須田の球を受けれる捕手

臼井一郎・・・東西電機資材部課長

上田   ・・・東西事件担当の刑事
篠田   ・・・上田の後輩
桑名   ・・・上田達の班長
天野   ・・・情報を提供した交番勤務の警察官

須田勇樹・・・須田武志の弟
近藤   ・・・勇樹のクラスメイト。噂好き
オンセン  ・・・勇樹のクラスメイト
笹井   ・・・勇樹のクラスメイト

佐野   ・・・教師。歴史担当
森川   ・・・教師。野球部顧問

高間   ・・・開陽高校事件担当の刑事
小野   ・・・高間の後輩
本橋   ・・・二人の上司。学者風。

ほんの50Pでこんなに名前が出るのである。しかもこれから野球部員などまだまだ登場人物は増える。読んでる身としては「事件と関係があるかも」っと思い覚えるのだが、全然事件とは関係ないことがほとんど。

こいつ別に名前出さなくてよくね?っと思う人物の多いこと…つまり、少し無駄が多い気がする

まあ、この本は東野圭吾さんが賞をとって有名になる前の作品なのだから仕方ないかな?
まだまだ脂がのる前の作品っと言うことだ。

事件解決も納得いかない部分が多いのも、それなら納得。

例えば「魔球」のダイイングメッセージだが、残した意味は無いときたもんだ。残した本人が「どうしてあんなことを考えたのかな」と理由が理解出来ないときたもんだ。うん、読んでいて凄くもやもやした。

さて、この題名の「魔球」ですが、この小説でこれほど重要な単語はない。

単純に変化球を示してはいるのですが、須田の人生を大きく狂わせてしまった。そして、それは周囲にも影響を加えていく、悲劇を生んだ。そんな意味でも魔球なのだろう。

また、読んだ人が須田武志に対してどう思うか?これは結構重要である。悲劇のヒーローと受け取れるなら良いが、私には変人にしか受け取れなかった。約束を守れなかっただけで・・・ねえ?

最後に、どうして須田武志は名門高校に行かなかった(行けなかった?)のだろう。金銭問題もあろうが、彼くらい有名で天才で中学からスカウトが注目するくらいなら何とでもなったと思うのだがね。


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>コメントがツボに入って笑えました

 楽しんでいただけたのなら嬉しいです。

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製作:2005年度作品/日本映画
興行収入: 37億円
ジャンル: ラヴストーリー
5段階評価: 4・・・ドラマ版と比較すると面白いかも



 もてないオタク青年の彼女いない歴は自分の年齢。そんな青年が勇気を振り絞って酔っ払いに絡まれる女性を助けた。彼女はお礼にと青年にカップを送る。そのカップは高級ブランド”エルメス”のティーカップ。女性に惹かれていた青年はその行動にどうしたらいいか分からずインターネット掲示板に助けを求める。

ーめしどこか たのむー

いつしか青年は”電車男”、女性は”エルメス”と呼ばれるようになり、インターネットの中に伝説となる恋物語を残す事になるのだった。


私は先にドラマ版を見てますので、結構比較した感想になりますのでご了承ください。

まず配役についてだが、ネット住人には不満は無かった。エルメスは中谷美紀の方が良いかな?ドラマ版の伊藤美咲はどこか”つくってる感じ”がする台詞口調が気になっていた。そして主役の電車男だが、これは山田孝之の方が適役である。

この場面の山場のひとつは何と言ってもエルメスのために大変身をする電車男。これが山田だと本当にオタクから格好良くなってまさに”変身した”ことを実感させられる。しかし、伊藤の場合は髪型は変わらないし変わったと言えば服装位である。挙動不審な口調も変身前後とも変わらなかったし、どこか変身、つまり成長したのかが分かり難かった。

それと少し思ったのだが、オタク特有の挙動不審な口調。これって伊藤は山田を参考にしたのかな?どちらも同じような台詞口調だった事が、どうでもいいが気になった。

話は全体を通してよくまとまっていた感じがする。これもドラマ版のぐだぐだを見てしまったからだろうか?しかし、この映画版もオリジナルの場面はやや無理があった。やはり原作があるとオリジナルをどう入れて話を繋げるかがポイントなのだろう。

しかし私は気に入りました。数ある電車男関係の作品の中では1番好きです。オリジナルは少なく細かくまとまっていた気がします。

ただ、この作品は類を見ないくらい賛否が分かれる作品です。自分がめちゃくちゃ面白いと感じても安易に人に勧めるのは悩む所ですね。




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機種: PC
製作: BasiL
ジャンル: 恋愛
5段階評価: 4・・・最後のまとめ方に問題あり



BasiLは前作で結構叩かれてましたが今作は評判いいみたいです。確かに、良作です。

まずキャラデザですが、『Kanon』『Air』受け付けなかった人でもこちらは大丈夫なのではないでしょうか?違和感の無いフルボイスで感情移入できるはずです。

ちなみに、主人公の親友役の声優さんはかなり有名な声優さんです。そしてヒロインの名前は全員新幹線の名前と一緒です。

音楽も良いです。『優しさの雨に抱かれて』を初めとする名曲揃い。オープニングと挿入歌も絶品!エンディングがあまり良くなかったのが残念でしかたありません。また、歌の見せ方がうまいですね。って言うか演出面がどれも良いです。

オープニングがあれほど長かったのも、曲が流れ始めた瞬間納得の嵐!「え?それからどうなるの?」っで先が気になってしかたなかったです。ちなみに我が友人一人に勧めた所、オープニングが長くて曲が流れる前に辞めちゃったみたいです。この軟弱物!

シナリオも良いです。声優さんがとても上手なのも手伝ってかなり感情移入できます。途中までは!っと言うのもこのゲームは説明不足が沢山あります。時々現れる謎の人物、何故主人公の事を好きになった人は主人公の事を忘れるのだろう?他にも突っ込み所はありますが、これら全部『想像に任せます』にするのはちょっと苦しいのではないかな?

しかし、それを補って余りあるのがこのゲーム独特の『会話』。かなり笑えます!主人公を筆頭に皆ちょっと頭のネジが一本外れたような方々なので見ていて飽きません。これは是非、実際にプレイして感じてもらいたいですね。

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製作:2005年度作品/日本映画
ジャンル: アクション/SF(全フルCG)
5段階評価: 4・・・ファンなら是非!!


 PlayStation用のゲームとして発売され、大ヒットを記録した『FINAL FANTASY VII』の“2年後”を描いたオリジナル作品。クラウドが戦いの後に手に入れたもの。それは後悔しかなかった・・・。謎の病気が流行る中、クラウドはたった一人でその原因を探ろうとする。ティファは、全てを一人で背負い込む彼を心配しながらも、ただ待ち続けるしかなかった。

ファンならまず見るべきでしょう!

ゲームをクリアした後のシコリって言うのか、まあそんな物がすっきり解消されます。

エアリスを助けられなかった事への後悔。そしてそれが吹っ切れた後半のクラナドの表情が何とも気持ちの良い事だろう。とてもCGとは思えない位、いや、CGだからこそ出来る表情なのかもしれない。これはこの作品の味のひとつであり、長所であり、醍醐味なのだ。

戦闘シーンも同じである。CGだからこその臨場感がふんだんに出ており、1秒も目が離せなかった。早い、とにかく早い。2対1での戦闘シーンなんて本当に見応えバツグンだが、なんと言っても前作の登場人物全員が出てきてバハムートと戦うシーンは涙物!やっぱりファンとしては前作キャラが出てくるのは嬉しいものですね。その中でも主人公意外で活躍したのがヴィンセントなわけだが、私としましてはユフィ辺りをもっと活躍させてもらいたかったなー。あ、ちなみにレッド13の活躍はほぼ皆無ですが全く気にしません(おい)

話的には難しく考えると理解できない部分が多いのもこの作品の特徴。まあここはあまり頭を使わずに、続編ムービーを楽しむのが一番楽しめると思います。どっかの人が「映画において、何でも楽しむ人と、完成度を楽しむ人なら、前者のほうが得だろう」とか言ってた気がしますしね(曖昧)


 キャラ 声優
クラウド・ストライフ 櫻井孝宏
ティファ・ロックハート 伊藤歩
マリン・ウォーレス 黒葛原未有
ヴィンセント・ヴァレンタイン 鈴木省吾
バレット・ウォーレス 小林正寛
シド・ハイウィンド 山路和弘
ユフィ・キサラギ かかずゆみ
エアリス・ゲインズブール 坂本真綾
ルーファウス・神羅 大川透
レノ 藤原啓治
ルード 楠大典
カダージュ 森久保祥太郎
ヤズー 岸祐二
ロッズ 乃村健次
デンゼル 池田恭祐
ザックス 鈴村健一
セフィロス 森川智之
リーブ 銀河万丈
レッドXIII 市村正親(特別出演)




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主な主演: 
天海祐希、矢田亜希子、玉木宏、谷原章介、生瀬勝久、松田翔太、矢島健一、松下奈緒


映期間 : 2006年4月17日~6月26日
ジャンル: ライトコメディー
主題歌 : Dear friend(Sowelu)
5段階評価: 2・・・目新しさ、無し!!



  ニュースキャスター椿木春香(天海祐希)は夜のニュース番組のアンカーウーマン。彼女は以前はスクープの中で伝説となったキャスターだったが、ある事件により降板させられてしまっていた。物語は、そんな彼女が新番組のニュースキャスターに就任するところから始まる・・。

題名通り、ニュース番組の裏側を知る事が出来る作品。全体的にコメディが強く、しかも1話完結なので安心して見る事は出来る。1話ごとに起きる事件も大したことはなく、これは本当に月曜9時のフジテレビドラマなのだろうかっと考えてしまうほどだ。何となく流し見をする分には楽しめるが、見終わった後に心に何も残りません。

そしておそらくメインであろうコメディ部分も、中途半端。ジャンルとして完璧にコメディをしている作品に比べると、やっぱり見劣りする部分は多々ある。私としては最終回で見せたような笑いのテンポが終始必要だったと思う。

普通の事件、身内の事件、キャスター同士のいざこざ、いまいち方向性が分かりにくかったが、多分この作品のメインは矢田亜希子の成長なんだと思う。天海祐希はいわば飾りだ。存在感こそあれど、何だかいい大人が駄々をこねてる様な情けなさがあって爽快感は無い。

悪い作品ではない。悪い作品ではないけど、他の似たような作品と比べると勝る部分は何も無いと思う。放送が終わった現在。あえて見る必要性はないんじゃないかな?

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