評論（漫画） 進撃の巨人 6巻

進撃の巨人（6） (講談社コミックス)

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諫山 創
講談社 (2011-12-09)

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ついに6巻です。
人気作品となった現在では連載雑誌にて一挙に2回載せたりしてたので随分と早い最新巻になったわけです。が、そんな風に一気に人気作品としてメディアが取り上げた作品って、いきなり当初の面白さが急降下したりするので不安で胸がいっぱいです。

そう、この巻のことです。
まず、胸が表現出来ていないじゃないですか！

いままでは女なのか男なのか分からない作画でも、ふとした瞬間にふくらみが見えたことで判断がつきました。しかし、こん巻では一切の判断材料が無かった。まずこれで作品の楽しみは3割減です。

さらにミカサ、クリスタ、そしてサシャの女性陣の出番が少ないこと…（汗）
特にサシャ、ミカサの人気2大美女が数コマしか登場しない。

これはカレーの無いカレーライス、
具の無い寿司と同レベルと言っても過言ではありません。
つまり、この作品は心・技・体を無くしてしまったんです！

ちなみに第6巻での女性陣の喋るコマ数ですが、

クリスタ；6コマ
ミカサ；2コマ
サシャ；2コマ

あきらかに異常です。
編集者の方は何を考えているのでしょうか？

その上、そんなファンの気持ちを嘲笑うかのように、
ジャンの出番が恐ろしく多かったです。

前巻でも彼に散々スポットを当てていたのに何ででしょう？
作者は気が狂ったとしか思えません。(失礼)

何でこんなヘタレの登場回数が多いのでしょう…。

この巻の話しですが、
調査兵団としてエレンの父親の家へ向かう途中で奇行種と出会い戦います。

 

-人を食べない奇行種-


-はたして、その意思は？-
その奇行種との戦いでの一コマで驚きの場面があったんです。
奇行種に捕まってしまったライナー。しかしライナーは実力者ゆえに切り抜ける。

注目すべきは、その時のジャンの心の声


-「ミカサが強烈で忘れていたが」…-
仲間の実力すら把握していなかったジャン。
重傷です。今まで共に学んできた竹馬の友を完全に死んだと思いこむ。

例えば人にはいざと言うときに切り抜くには、冷静な判断と精神力がものを言います。
ジャンはどちらも欠けていたのです。

きっと、いずれエレンが巨人化した時も「そうだった…」とか言いそうです。
割とマジで。ああ…何だか可哀想に感じてきた…。

登場時から死亡フラグが立ちまくってるジャン。
頑張れジャン！全国でなら5人位はファンがいるはず。

きっと需要はあると思う。
主に「エレン×ジャン」的に。


追記
嘘予告まで登場のジャン。作者は本当にジャンが好きなんだーっと感じたと同時に、
この作品を今後も購買するかどうかを真剣に考えました。



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評論（書籍） とある飛空士への追憶

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い)

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犬村 小六
小学館
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著者:　犬村小六、　イラスト： 森沢晴行
初版:　2008年2月24日
種類:  恋愛ファンタジー
5段階評価:　4・・・面白いけど無難だなぁ


世界は2つの国から成り立っていた。
西方大陸の神聖レヴァーム皇国、東方大陸の支配する帝政天ツ上大瀑布と呼ばれる大きな段差、
海域にある滝を挟んで1万2000キロメートル隔たった大国は長年戦争を続けていた。

狩野シャルルは両国の血を持った混血故に迫害され続け、
その上、母親が酔漢に刺殺されて以来１年、天涯孤独の身であった。

そんな時、シャルルは一人の少女との出会いを思い出す。
その大切な思い出は常にシャルルを救い出し、負けない気持ちを生み出していた。

「もう泣かないって約束してね。」
「寂しくても、悪いことしたらダメだよ。分かった？」

彼が飛空士となれたのも、
彼女の言葉を純粋に信じてきたからなのかもしれない。

ある日、飛空士としての頭角を見いだされたシャルルは重大な任務を任される事となる。
それは皇国皇子カルロの許嫁であるファナ・デル・モラルを極秘に送り届けること。護衛は無し。その上、戦闘機の性能は相手国の方が上ときている。距離にして万2千キロの単機敵中翔破。

通常なら無謀で無駄で、あまりにも馬鹿らしい任務である。

だがシャルルは引き受けた。

彼は会ってみたかったのだ。
数年前に自分と会った少女、自分を救ってくれた少女に。


発売当初から売れたわけではなく、ネットで徐々に人気が広がっていった作品である。
2009年には『このライトノベルが凄い』にも選ばれている。

天と地ほどの遠い存在である二人の恋の物語。
シェイクスピアが好きなら絶対に手にとってもらいたい作品である。

繊細な描写が読者の嗜好を上手にくすぐり、二人の淡い恋心を読者も一緒に感じることが出来る。
その繊細さが想像力を引き立てる。二人が佇む土地も、二人が見つめる綺麗な景色も、そして迫力満点な戦闘シーンすらも自分がそこに居るかのような錯覚をうける。

丁寧…実に丁寧な描写で正直に言うと「ダリｲ！」って場面もしばしば。

つまり、説明文が多いのだ。
戦闘機や兵器・武器、その説明がサラって感じじゃなく、とにかく長い。

申し訳ないが、私はいくつか飛ばしましたよ（汗）

それに間違いなく「王道」な作品なので読書好き、または映画などで物語に慣れている人には先の展開が読みやすいので物足りないでしょう。

綺麗にまとまった作品。
それだけに、どこか虚をつく展開が欲しかったですね。



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（英語） 1-3. 選定－ECC－I can't believe it！

ひとたび男が（略）
っと言うわけで英語教室に（略）

ECCです。

某アイドルがCMをしてるんで、知名度はあると思う。
そしてネットでの評判が一番良かったのがECCであった。

本当はネットでは、育成レベルはベルリッツが評判良かった。
なのでベルリッツを候補にしたかった。

だけど値段やレベルが頭一つ抜けてるんですよね。
通常中級とされるレベルが初級コースになってるんで挫折する人も多いとか…。

さて、体験入学を予約。早速向かったのだが、
なるほど…施設は綺麗だ。オーディオ機器も充実している。

第一印象は良い。

とりあえず恒例の体験レッスンである。
と言っても受付の人と軽く英語で会話した程度。

でも、その対応が優しく感じた。
自分のレベルに乗っ取って進路まで想定し、「まずは春にTOEICを受けましょう！」と喚起してくれる。そして何よりイベントが多い。細かい期間でやる気を維持するイベントが待ってるのだ。興奮が高まる。テンションが上がる。

ねだるな、勝ち取れ

数年後、そこには立派に英会話をこなす自分の姿を、確かに見えたような気がした。

「それでー、短期的に学びたいなら確かにワンツーマンレッスンですね。
　1レッスンだと大体月30,000円ですね。入会金はキャンペーン中なので無料で、後は教材費が別途　
　かかります。」

オーケーオーケー。
想定内だ。

つーか基本的にどこも何からしらキャンペーンで割引はある。
ネットで提示されてる金額はアテに出来ないのだ。

それに大切なのは値段じゃない。重要なのは中身なのだよ！！



「ところで、一回45分のレッスンですけど、
　一回45分だけだと、やっぱり勉強だけだと足りないんですよね。そう思いませんか？」

あー、確かにそうですね。

「なので、そこに書いてあるように
　ECCでは一回のレッスンで2回受けてもらうのが基本になっています。」


……あ、値段表の下に小さく書いてある……

えーつまり……値段は想像より2倍か………
月60,000円。年間72万円が基本料金。

「いかがなさいま『結構です！』


ECC編・却下

月に60,000円ってどんな富豪層が通うんだよ(汗




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あずまんが大王 キャラクターCD Vol.7 谷崎ゆかり&黒沢みなも&木村先生

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（日記） 分かりません。何で“現実”の方が見えにくいのでしょうか？

NHKの“韓国寄り”番組に批判続出

忙しいので更新する気は無かったんですがね。

最近は韓国の捏造ブームが酷いんで、
テレビはドラマとアニメしか見なくなりました。

それにしてもグンちゃんでしたっけ？私の知り合い男女共通で「気持ち悪い」って言ってるんですけどねー。それとK-POPアイドルを２人以上言える人って居ないと思う。

そんな中で、上記の記事を見た。
日本は異常だと思った。

特に芸人が酷い、コメンテーターが酷い、タレント全般が酷い。
韓流に限らず、偏屈した情報をあたかも常識の様に放送する。

気持ち悪い。

まあ現在、仕事やら英語やらが忙しいし、
映画やドラマ、小説にまでは浸食してないからいいけどね。

これで、ますますテレビを見なくなって、
「それはそれで無駄に時間を過ごしちゃう機会が減って良いかなー」って感じた出来事でした。
 

評論（書籍） 馬鹿は一人でたくさんだ！―魔術士オーフェン無謀編 2

馬鹿は一人でたくさんだ!―魔術士オーフェン・無謀編〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

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秋田 禎信
富士見書房
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著者:　秋田禎信、　イラスト： 草河遊也
初版:　1996年6月25日
種類:  ファンタジー
5段階評価:　4・・・もはやプレ編がメイン


オーフェンシリーズ短編集の第２弾！
んー、面白い。ただ短編集故に粗っぽく書かれてる感じは否めない。

本編に比べると鮮麗された文章が見受けられないって言うか…。
まあ、短編だからね。

その場その場で完結しなくちゃならないので、
どうしても“売り”は会話になってしまうのでしょう。

でもまあ、それはクリアしてると思う。
とりあえず各話の感想を！


『俺の仕事を言ってみろ！』
オーフェンの日常にスポットを当てた回。
しかし、酷い(失笑)

考えてみたら、この世界の金貸しってのが、どんなのか知らなかった。
読んでみたら結局は分かりませんでしたな（笑）

知ったかになってしまうけど、金貸しはあくまで非情になってこそなんですよね。
オーフェンは暴力的だけど、決して非情じゃないから回収出来ない。

まあオーフェンが不器用ってのもあるけどね。
テンポよくギャグが続くので楽しく読めました。


『馬鹿は一人でたくさんだ！（前後編）』
遺産とか団体とか、秋田氏は本当に設定好きなんだと確認出来る物語です。
再読して現在は小さな笑いでしたが、当時は大爆笑したものです。いやー懐かしい！

あとがきでも書いてあるように裏も表も無い、
ひたすら馬鹿馬鹿しい物語。何かの合間に読むのに最適である。

ちなみに登場人物全員の名前には意味はあるんでしょう。
作者は、そんな所まで練る人です。


『てめぇにつきあう義理はねぇ！』
物語の軸にいないコギーって何か大人で良い感じ。
好きですよ、コギー。正直オーフェンは彼女とくっついてもらいたかった。

さて、物語自体は印象深くは無い。
むしろ以前にも似た様な物語はあったし、これからも存在する展開だったりする。
結局は作者特有の言葉遊びを堪能すれば良いんですかね。


『言いたいことはそれだけか？』
コギーの依頼に対して不信感を抱くオーフェンの物語。
街のギャングが狙うコギーの書類、結局は何が書かれていたんだろうね。自分的にはコギーが重要な物を任されるはずは無いと思っていたので、書類自体がフェイクだと思ってました。

これもストーリーよりも秋田氏の言葉遊びが光る良い例になるのかと…。
とにかく当時の王道である単語のチョイスが素晴らしい。

実は自分も真似して、こんな文章を書こうとした時も随分昔にありました。
もちろん挫折した。


『リボンと赤いハイヒールー血風編』
舞台は《牙の塔》。本編より約5年前の話である。
対外公開日と呼ばれてるが、要は見栄っ張りの学園祭が行われようとしている。

キリランシェロとハーティアは公開試技へエントリーされてるため、日々の訓練に疲労困憊であった。そんな様子を呑気に眺めるレティシャであったが、彼らから衝撃の事実を明かされる。

「納得できませんっ！」

彼女が何時の間に決められエントリーさせられたのは

ミス＜牙の塔＞

（話にならないわ！）

教師・チャイルドマンに直談判するも軽くあしらわれ、憤怒を露わにする彼女に近づく物は誰もいない。塔きっての最強魔術士であるレティシャのヒステリーの怖さは有名なのだ。そんな彼女に立ち会えるのは、資料を抱えて近づいてくる一人の姿…。彼女は妹であるアザリーに相談することにした。

…実は平和だったのは、この時までだった。


この本のメインとなるプレオーフェン。
要は主人公の過去の物語です。

これが上手にコンパクトに凝縮されていて、
短いながらも読み応えがあるんですよね。

本編で出てきた登場人物が、本編とは違った雰囲気で物語を飾ってます。
投票数を巡って争う二人の姉に全く頭が上がらないキリランシェロが面白くて仕方がない。
年上に振り回される主人公の性分は随分昔から形成させられてると実感できます(笑)

さて、毎巻ごとにチャイルドマン教室の生徒が登場しているシリーズですが、次巻では誰が登場するのか？一回読んだのに忘れてるので楽しみである。記憶力の無さ最高！


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評論（漫画） 会長はメイド様！

会長はメイド様! (1) (花とゆめCOMICS (2986))

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藤原 ヒロ
白泉社

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　元男子校の星華高校には女子が少ない。なので女子が怯え、男子がやりたい放題になってしまうのではないか？そこで鮎沢美咲は努力の末に生徒会長の座に着任し、日々男子達と戦っている。そんな彼女だが、ひとつ弱みがあった。

家が貧しいが故に、待遇の良いメイド喫茶で働いているのだ。

「これだけは誰にも知られたくない・・・」

そう願う矢先、不幸が起こった。
それを学内1のモテ男、碓氷拓海に知られてしまった。

 

-ツンデレメイド・美咲-
 

1巻がセブンイレブンで大々的に発売したので知ってる人は多いと思います。タイトルも印象的ですし目に留まりやすいです。ちなみに私はこのタイトルを見て「メイドに様なんて付けねーよ！」と思ったものです（どうでもいい）。

属に言う“ツンデレ”と今が旬なメイドを取り入れ、まさに売れることを意識した作品だなーっが印象です。そしてそんな設定を活かしていないんじゃなかろうか？

いや、確かに話には盛り込んでますがあまりにも薄っぺらいので先の展開はすぐ読めますし、引き出しは既に1巻で出し切ってしまった感じがあります。これから話をどうもっていくのか不安で仕方ありません。

だったら重要性は碓氷の立ち位置に来るのだが、これがまたいけない・・。運動出来て、勉強できて（努力してじゃなく天才型）、とにかく何でも出来て、主人公がピンチの時には直ぐに駆けつける。まさに少女漫画風ヒーローです。ここまでくるときっと何かの財閥って設定でしょう！ （要約：つまりよくある設定）

しかも、しかもですよ？美咲のために屋上まで飛び降りるんですよ？
なのに髪がオールバックになって少し傷が出来てなんだか格好良くなっています！
 

-屋上から飛び降りても爽やか・・・。-
 

いや、知りませんでした・・・（涙）人間って屋上から飛び降りても死なないで、むしろ格好良くなるんですね。今度私も試してみよう・・（脳ミソ飛び出ます）

総合してこの作品はメイド物として見るのではなく、純粋によくある少女漫画風ラブコメディと認識して良いでしょう。そう思えば見応えはあると思いますよ？絵は可愛いですしね。


5段階評価・・・3