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20年経っても瑞々しい。生きることは死ぬこと
「ノルウェイの森」
文章を読ませる力があるも、何も残らない
好き嫌いの激しい作品ですが・・・
ずいぶんと読むのに時間が掛かってしまった。いや、この本は時間をかけてじっくり読む本だと思う。とにかく深く、重いのだ。流し読みなんてけしてしてはいけない。じっくり読んで楽しむのに限る。
本当に頭の良い人の書く文章だと思いました。ひとつひとつの言葉はきちんと意味があり、登場人物は全員重要人物です。無駄な物はひとつもありません。なので、感想はっと言うとちょっと書きにくい(汗)。でも、読んでて楽しかったですよ。主人公ワタナベ(何故か片仮名)と緑との掛け合いは、漫才みたいで読んでて面白かった。主人公の「やれやれ・・・」って感じがこの本では異様にほんわかしていて和む(笑)
後、この本ははっきりいって18禁ですな!この本の登場人物は皆、正直です。あまり周りを考えず自分の道を行く、ちょっと変わり者が揃ってます。そして、性に対してもオープンすぎる!!自分の性体験をそんなに大っぴらに話すなよ~(汗)って場面が多々あり。まあ、自分はあまり気にしないがね。
全体を通して、今まで自分が読んできた本と違って二段階位上を行く本って印象がありました。しかし、読んでみるとこんな本の読む面白さがわかりました。でも読む人は選ぶかもしれませんね。普段本を読まない人が「久しぶりに本でも読むか~」って感じで読む本では無いでしょう。
<<関連記事>>
・ 評論(書籍) 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
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さすが筋を通す人々のすがすがしさ
おもしろい
著者: 赤川次郎
初版: 2001年2月1日
種類: 人生ドラマ
5段階評価: 5・・・素晴らしい人情劇
大富豪・宮島とその秘書田ノ倉が困っている人に一億円をあげ、その後の人間ドラマを観察していく短編集です。この本は人から借りた物で、ⅠはなくⅡがあったのでそちらから読んだのですが、問題無し!さくさくっと読めます。
こんな事、現実世界ではぐだぐだだろうな・・・。だって一億ですよ?一億!?そりゃ~人間の汚い部分も見えてくるでしょう!しかし、まず注意して貰いたいのは、この本は人間のどろどろした部分はほとんど見れません。むしろ一億円とゆう大金を使い、奇跡を起こし、皆幸せになっていきます。
すべてを読み終えた時、必ずなんらかの形で心に残る作品でしょう。あなたは、一億円貰ったらどうします?自分は……貯金?(小市民)
ではそれぞれの話の軽い感想を。
『不幸、買います』
この本のタイトルにもなってますね。とある営業マン、中田成利はある日を境に笑顔が戻らない顔になってしまった。昔好きだった人にも会い、いよいよ困り果ててる所で宮島の登場。その笑顔を直すお手伝いとして一億円をさしだす。
この話は普通に良い話でした。主人公の中田のまじめさにも好感触です。なるほどね~、笑顔を本当に好きになれなかったから戻らなかったとは。深いですな。それにしてもこの話を読むと心底営業マンの辛さが伝わって営業にはなりたくなくなる(汗)。
『老兵に手を出すな』
組に昔所属していた老人永沢は刑務所から出てきたばかりなのに事件に巻き込まれてしまう。永沢は昔、泥棒をして刑務所に入れられたのだが、この時一億円を盗み、まだどこかに隠していると周りは勘違いしている。そして元子分だった熊田に身代金と引き換えに娘を誘拐されてしまう。ここで宮島の登場する。
皆いい人だな~。これが感想(おい。
先が読めそうな展開だったはずなのに何故自分は分からなかったのかが悔しい!あの人の裏切り。あのオチどこにでもある展開なのにいちいち驚いてしまった。まさに赤川マジック!
『崩壊家族』
ちょっとどろどろした話。老人、木谷結はある日病気で倒れてしまう。この主人公はある意味その子供達。木谷結は宮島の古き友。宮島は良い部屋での入院などを考え木谷に一億円を渡す。こから物語は始まる。一億円を母が持っている事を知った子供達はお金欲しさに、あの手この手で気に入られようとします。
ここら辺は妙にリアルです。結局木谷結は別の目的で使おうとし、息子に殺されそうになって皆目を覚まし、母を気遣うようになるのですが・・・自分だったら迷わずあげます!だって怖いし・・・(小心者)。
『見開きの村』
んな村あるか!!読んだ感想がこれです。話は、とある村がありまして、そこは川を挟んで東と西で分かれてます(二つの村を繋ぐのは一つの橋だけ)。東と西では貧富の差が激しく。すっごい差別があり、お互いを嫌っている。しかし、東と西に住む男女が恋をした事から事件はおこる。
いい話なんですけどね。ずっとこの言葉が頭を離れなかった。こんな村(以下自重)
『青春の決算』
この本で一番心に響きました。癌の話です。自分が癌と知ってしまった靖代は精神を病み、自分が高校生だと思い込んでしまう。靖代は三月十七日にこだわり、それは何なのか知るとともに出来るだけ靖代の好きなようにさせてやろうとする家族、友人に感激です。もちろん宮島も出てきます。
この話を読んで、もし自分の家族、恋人、友人がこうなってしまったらはたして同じ様にしてやれるか自分は不安です。しかしこの本の人達は最後まで靖代のために生きようとします。自分もこうなれたらいいですな~。
この本は約300ページ程度の割と薄めの本ですが、内容は濃かったのでかなり楽しめました。皆さんも見かけたら是非読んでください。
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文書を書くことが好きな暇人。旅をこよなく愛する放浪者。たまに音楽が作りたくなり挫折している自称芸術家。
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