評論（ドラマ） 私の嫌いな探偵

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主な主演:　
剛力彩芽、玉木宏、白石隼也、渡辺いっけい、安田美沙子

放映期間：　2014年1月17日～3月7日(全8回)
ジャンル：　サスペンス/コメディ
主題歌　：　あなたの100の嫌いなところ（剛力彩芽）
5段階評価：　2・・・コメディと割り切って(笑)


  私立探偵・鵜飼杜夫(玉木宏)は一風変わった探偵だった。事件の内容には全く興味が無く、セレブの浮気調査や猫探しを優先する、お金をこよなく重視する男だったのだ。

そんな鵜飼の元に舞い込んだ一枚のチラシ。
「事務所、月一万円で貸します」

迷わず引っ越しを決意する鵜飼だが、
そのオーナーはイメージと異なる若い女性・二宮朱美(剛力彩芽)。

しかも彼女は無類なミステリーマニアで大学ではミステリー研究会の会長を務めるほど。 背に腹は変えられないとは言え、鵜飼の嫌な予感は確実に現実と化すのだった。


剛力彩芽が出演している作品を見るのは初めてです。

ネットで散々言われてる彼女なので一体どんな演技なのだろうと心して見ましたが普通でした。 考えてみたら彼女の不評は、その演技ではなくゴリ押しに対してでしたね。

原作ありきの実写化に、イメージとかそんなものを無視してとにかく剛力彩芽が出演するから原作ファンを敵に回すんでしょう。ある意味、彼女も被害者だ(失笑)

さて内容だが、そんなに悪くなかったです。
コナン、金田一やトリックなど様々なサスペンス作品のパロディを盛り込んでいて、とにかく“笑い”に特化した印象です。それが良くもあったけど悪かった。どこかくどいのだ。

ＣＭ前に「ここでCMですかぁ？」とか、「はい！ここで決め台詞！！」といった感じで、主人公・二宮朱美がとにかく視聴者の目線。そのくどさは緊張感を欠けさせ、共感を感じない人には、とことん辛くなる。

さらに推理の部分も雑でお粗末。
「じゃあ別に謎解きなくても事件解決やん」な回も結構あったのも事実です。特に「過去の押収物の“髪の毛”からＤＮＡ」の下りは悪い意味で笑っちゃいましたね。髪の毛だけではＤＮＡ鑑定はできません。

基本、視聴者を置いて突っ走っていたイメージです。それが初回視聴率は10.0%なのに、一番低くて4.4%まで下がった要因なんじゃないかな？同じテレ朝ドラマのトリックを改悪した感じでした。

評論（ドラマ） リーガル・ハイ

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主な主演:　
堺雅人、新垣結衣、里見浩太朗、生瀬勝久、小池栄子、
田口淳之介(KAT-TUN)、矢野聖人

放映期間：　2012年4月17日～6月26日
ジャンル ：　コメディ
主題歌   ：　女神のKISS（PES from RIP SLYME）
5段階評価：　5・・・悪い点がほとんど無かった


われわれは神ではありません。

この私も含め、愚かで感情的で間違えてばかりのちっぽけな生き物です。

そんな人間に人間を裁くことはできるのでしょうか？
いいえ。できません。

だから人間に成り代わり法が裁くのです。


新米弁護士・黛真知子(新垣結衣)は、
ある担当裁判で窮地に追い込まれていた。

真面目で正義感が強く、行動力がある。それを自負していた自分でもあったが、信じていた結果にならず敗訴してしまった。上司である三木長一郎(生瀬勝久)からは担当を外れるよう言われたが、諦めきれない薫は足掻いていた。

そこに三木の秘書・沢地君江(小池栄子)が助言を与える。

彼の助力を得る事が出来れば何とかなるだろう。
訴訟で一度も負けたことがない敏腕弁護士・古美門研介(堺雅人)なら…。


絶対悪は居なく、絶対正義も存在しない。
これは楽しめた。

それを総長しているのが第一話であり、
正直感心すらしてしまった。

一見、正義を貫いている相手も思惑があり、
一見、悪に見える主人公達も結果的に誰かを救っていたり。

なるほど…確かにこれは弁護士ドラマだ。
面白い。

基本はコメディですが、社会性に訴えてる部分も臭わせており、
そこに従来のテンポの良さが手伝って夢中で見てしまうのだ。

私は特に子役の話に感心してしまった。
現在、子役ブームだと騒がれますが、そこにある影は絶対リアリティがあるものですよね。
主人公である古美門と重ねることで凄く深い話題に仕上がってる。

唯一の欠点と言うか、私が気に入らなかったのが
助手であるまゆずみが融通がきかなくて自分勝手で、弁護士の域を超えて発言して現場を乱すことが多すぎた。物語を盛り上げるための必要事項ではあったんでしょうけど、ちょっと自分本位過ぎて「仕事を何だと思ってるのか」って呆れてしまう。

まあ、それが無ければドラマの“味”が無くなってしまうんで、
決して欠点ではないんですけどね。

古美門の胡散臭さもスッキリするんですよ。
よくもまあ…あんな沢山の台詞を言えたものだ。

最終回のオチは賛否別れますが、
まあこの作品らしくて良いんじゃないでしょうか？

テンポが歴代の中でも随一に早かった作品です。
少しでも暇が出来たら見るべきだと思います！
 

 

評論（ドラマ） ランチの女王

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主な主演:　
竹内結子、、妻夫木聡、伊東美咲、山下智久、山田孝之、EITA、堤真一、江口洋介

放映期間:　2002年7月1日～9月16日
ジャンル ：　ラヴコメディ
主題歌   ：　ジョイ・トゥ・ザ・ワールド（スリー・ドッグ・ナイト）
５段階評価:　3・・・オムライスが食べたくなります（笑）

東京下町の洋食店、『キッチンマカロニ』は今日も大盛況。
働く男たちも伝統の味を守るために毎日を奮闘していた。

そこに訪れたのはカフェで働く一人の女性なつみ（竹内結子）。

彼女の生きがいは美味しいランチを食べる事。ある日、カフェの常連客（堤真一）が彼女に「日本一のオムライスを食わせてやる」と言うのだった。あまりにも唐突で怪しい話だが、オムライス食べたさに彼女は着いていくのだった。その場所こそが『キッチンマカロニ』であり、物語の始まりであった。


今じゃ考えられないくらい豪華なキャスト。

恋愛よりもホームコメディの方が正しいかもしれないかな？主人公であるなつみを中心に、兄弟の結束が強くなっていくのがこの物語の主である。 実に美味しそうに食べる竹内結子は本当に食べている物を実際に食べたくなってしまう。それもこのドラマの味なのだが、1番の見所はその安定性なのかもしれない。なつみや鍋島家の男４人兄弟、従業員の牛島ミノル（山田孝之）など個性はあまり強くは無いが、実力派俳優だけあって安心して見ることが出来た。

エンディングの夢オチに関しては賛否両論だが、私的にはこれで良かったと思います。

このドラマはあくまでホノボノとしたコメディであり、一人の女性を取り合うドロドロな昼ドラとは違うのである。ここで一応次男（江口洋介）とくっつく夢を出す事で視聴者の想像力で完結させる事を可能にしたのである。つまり、誰かとくっつかないと満足しない人もこの夢で「ああ、もしくっつくなら次男なのかな？」と思えるのだ。

ただ総合して「どうだった？」っと聞かれると、そこまでじゃないかもしれない。記憶に残るドラマにはならないだろう。安定したドラマだけにリアルタイムでのんびり見るにはいいかもしれませんが、DVDをレンタルや買ってまで見る程じゃないかもしれませんね。

評論（ドラマ） ラストクリスマス

主な主演:　
織田裕二、矢田亜希子、玉木宏、森山未來、片瀬那奈、
ＭＥＧＵＭＩ、坂本雄吾、桜井幸子（特別出演）

放映期間: 2004年10月11日～2004年12月20日
ジャンル ： 恋愛
主題歌　 ： ラストクリスマス（織田裕二）
５段階評価:　4・・・ベタじゃないのが何より

　2004年、クリスマス、カナダ。春木健次（織田裕二）はひとりでそこに居た。それを不思議に思う案内人。「一人で来たのかい？」案内人の言葉に青木は「違いますよ」と答え、ポケットから包装された箱を取り出すのだった・・・

話は1年前にさかのぼる。青木はあるスキー関連の仕事に就いていた。そこで秘書課に勤める青井由季（矢田亜希子）と出会う。そして彼女はなんと青木の隣の、しかもドアで繋がってる部屋に引っ越して来たのだ。親しくなっていくにつれ、青木は青井の秘密を知っていく。昔はレディースだった事、それでも彼女は優しい女性だと言う事、そして彼女の病気の事を・・・


テンポが良く、とても見やすいので誰でも楽しめるでしょう。それを支えるのが織田裕二をはじめとする豪華俳優人！最近は（NHKですら）話題作りで俳優を決める中、これは素晴らしいでしょう。脇役一人一人にもきちんとドラマがありダラダラした感じは無い。

それでも、途中ちょっと納得いかない展開があったのは確か。日垣直哉（玉木宏）の行動や、青木の昔別れた女性が「やっぱりあなたが良かった！」っと言ってきた所など「おいおいおい！」って思ってしまった。

このままベタな方向に行くのかと残念に思ってましたがそうならなかったのは心底安心した（笑）やっぱり最後はハッピーエンドが一番！っと思わせてくれた作品です。楽しい掛け合いがこのドラマのウリですもんね。エンディングから一年後の元気な2人が見れたのも嬉しい所。

当時、月9は酷評が多い中、この作品はとても面白かったと思います。
やっぱこれからも織田裕二は月9に出てもらわないとね（笑）